社員インタビュー1

 相手に寄り添い
 一人ひとりに合った指導を
 心掛けている

 相模原業務第2部

 2016年4月入社

 相手に寄り添い 一人ひとりに合った
 指導を心掛けている

相模原業務第2部      
 2016年4月入社 


不安が安心へ変わった

 私は高校卒業後に能力開発校へ入学し、先生から当社を紹介していただいた事がきっかけで、当社を知りました。先生から「すごく良い会社だから」と背中を押されて見学へ行くと、当時は設立されて日も浅かったため社内はとても綺麗で、社員の皆さんは私の緊張を吹き飛ばすかのように、ハキハキとした挨拶で迎えてくれました。また、会社見学の中でも一番印象的だったのは、手話が堪能な役職者がいらっしゃったことです。役職者全員が手話に堪能なわけではないですが、当時 会社案内を手話で行っていただいたのを、本当に感動したのを覚えています。

 聾学校時代、社会に出ると手話でのコミュニケーションは、当たり前の環境ではなくなるといわれていました。私は学生時代をずっと聾学校で過ごしていたので、業務面よりも健聴者とのコミュニケーションが上手く取れるかが、一番の不安でした。しかし当社では、休憩時間には障がい関係なく、楽しそうに話している社員の皆さんを見て、安心感を覚えました。これが私が当社に入社したきっかけです。

リーダーとしての
やりがいと成長

 2023年4月にリーダーを任命され、グループを任されるようになりました。私は聴覚に障がいがあるので、会話中は自分の声のボリューム、トーンが分りません。そのため、相手が不快にならないような声の大きさや「あなたの話をしっかりと聞いています」と、相手に伝わるような表情管理など、気持ちの良い傾聴を心がけています。

 また、リーダーになってすぐの頃、グループのメンバーからの質問に対して、自分が教わった方法で答えると、理解してもらえなかった事がありました。その時に初めて、理解しやすい説明方法は人によって違うと学びました。この経験を通じ、ひとりひとりに合わせた指導を心がけています。例えば絵を使ったり、最初に全体の流れを説明したりすることで、メンバーがより理解しやすいように工夫しています。フィードバックで、直属の上司から「すごく良いグループになりましたね」と言って頂いた時は、本当にうれしかったです。

聴覚障がいがあっても
リーダーを当たり前に目指せる環境

 現在、私がミーティングに参加する際は、文字起こしアプリを使用してくださったり、ゆっくり発言していただくなど細やかに対応していただいています。周囲の方々は、私が発言者の内容を理解できていないと気付くと、ノートを見せてくれたり、不明点を一緒に確認してくださったりします。普段の会話では使わない単語や、手話にはない単語などがあるとすぐに周囲のリーダー、または直属の上司に、気軽に確認できる環境が本当にうれしいです。

 今後チャレンジしたい事についてですが、一つ目は、実は私はすごく緊張するタイプで、このインタビューでさえ何日も前から緊張していました。しかし、リーダーを任されたからには、もっと自分の考えを言語化し、流暢に伝えられるように励んでいきたいです。
二つ目は、私が活躍することによって、同じ障がいがある方々のキャリアアップを手助けしていきたいです。聴覚障がいがあっても、自分の力を最大限発揮できる環境を作っていけたらいいなと考えています。

聴覚障がいがあっても
リーダーを当たり前に目指せる環境